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パールの歴史

パールは養殖の技術が発明されていない時代、その価値は想像もつかないほど高価なものとされていました。

西暦紀元105年、古代ローマのプリニウスの「博物誌」に「世界のあらゆる貴重なものの中で最も高価なものはパールである」と記されていることからも、天然真珠の希少さが分かると思います。

古代の人々が、初めて貝の中からパールを見つけた時の驚きといったら、言葉では言い表せないくらいだったでしょう。

パールが見つかって以来、人々は美しいパールを手に入れるべく数知れない交易と征服を繰り返し、ルネッサンス期にはヨーロッパの貴族がこぞって狂奔したために、この時代を真珠時代と呼ぶ歴史家もいるほどです。

また、昔の真珠は貝から直接取り出される天然真珠ばかりでしたが、今から約100年前に日本の先覚者たちが養殖に成功し、年々養殖の技術を向上させると共に天然真珠に勝るとも劣らない真珠を大量生産できるようになりました。

代表的な「あこや貝」は、主に日本近海で採れるので日本は真珠を養殖するための好条件が揃っていると言われています。

真珠の生い立ちは、あこや貝の生後3年から4年経った頃に、真珠の核となる核珠を貝の中に埋め込み海中に沈められます。

しかし、貝も生き物なので途中で死んでしまったり核珠を吐き出してしまったりするものもあるため、実際に商品として使える真珠はとても数が少ないと言われています。

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